〜 今朝の玉川上水にて 〜 水の面に散りつむ花を見る時ぞはじめて風はうれしかりける 平安後期の勅撰集、「金葉和歌集」にうたわれた一首です。 「花に嵐…」や「月に叢雲 花に風」という諺があるように、風は本来嫌われ者となることの方が多いようです。「風よ、どうか花を散らしてくれるな」という歌は枚挙にいとまがありません。 逆にそんな嫌われ者の風がもたらした花の新鮮な美を詠んだところにこの歌の真髄があるように思われます。 いま、学園もまた、新たな仲間が、新しい風を吹き込んで次第に賑やかさを増してきました。