4月30日に予定されている恒例の中学1年生対象《写生会》。
今日は、そのガイダンスが行われました。
その中で、芸術科のM先生から「絵を描くこと」についてたいへん含蓄のあるお話がありました。
◇長い時間をかける
…今までも、「これは」と思う作品を描いた人は、実に粘って長い時間絵筆を握っていました。
◇自分が思っていることと、他人が感じていることとは必ずしも一致しない
…自分としては今ひとつと思っても、他人は意外にも評価してくれている場合が多いものです。
◇はじめが大事である
…場所の選定、全体の構図、そしていよいよスケッチと、大切なのは仕上げ以上に描き始めです。
◇絵になる場は必ずしも美しいと思われるところだけではない
…(井の頭公園となると)きまって池を描く人が多いようですが、いい景色は意外にもそのすぐ脇にあるものです。
◇細かな「部分」ではなく「全体」から
…出来上がりの全体像を思い描きながら部分を割り振っていくようにします。
◇よく観察することで発見を
…たとえば池の面は? たとえば木の枝に見られる法則性は? よくよく見つめることです。
こうしてみると、
「絵を描くこと」のポイントは、
そのままわたくしたちの
「人生 六箇条」といえそうです。