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36年目の《環境美化の日》.

投稿日2009/4/13

今日は、今年度最初の「環境美化の日」でした。
その日が何たるかも、よくわきまえないままの中学1年生のあるクラス。
終礼も終わり、いよいよ体操着に着替えて大掃除となったのですが・・・。
 
窓ガラスに向かって雑巾を丸めたまま拭いている者がまず目に飛び込んできました。 
「おーい! 雑巾は丸めないでせめて二つ折りか四つ折りにして拭くんだよ。なるべくガラスにつく面を平らにすることでキレイになるんだ。そして、ある程度汚れてきたら、こうして裏返して・・・」
 
その傍らで、箒を手にしたグループが、床のゴミをまるでホッケーのボールのように扱って、箒を前に押し出しているではありませんか。 
「おーい! 箒の形をよく見てごらん。斜めに先がカットされて、・・・いや、切れているのは何故だかよく考えてごらん。それと、ホウキという字はどんな意味をもった漢字が使われているかも・・・」
 
次に、その向こうで黒板を担当する者たちが見えてきました。肝心の黒板消しを、輪を描くようにしているかと思えば、ただ闇雲に上下に動かしていたり・・・きれいになるどころか、かえって白い筋目がついてしまっています。
「おーい! 黒板消しは決して往復させてはダメなんだ!いいかい、こうして、『タテ、タテ、ヨコ、ヨコ』、あくまで一方通行で繰り返す、『急がば回れ』だ!『タテ、タテ、ヨコ、ヨコ・・・』と唱えながらやるといいぞ。」
 
そうこうして、やっとのことで、大掃除も終盤にさしかかったところで、今度は質問攻めに。
「せんせーい! この汚れた雑巾はどうしたらいいですか?」
「ぼくの、このビショビショのモップはどうしたらいいですか?」
 
(雑巾は綺麗に洗って濯ぐ、モップは少しずつ束にして絞る、決まってるだろ!!!)
と、叫びたい気持ちをグッと抑えて・・・(笑)
「んっ、・・・それじゃ、みんなで『流し』に行こう!」
「えっ?せんせい、『流し』って何ですか?」
「・・・・・・・・・・」
 
その後、その『流し』にて、雑巾をまともに絞る事ができた者は、皆無に等しかったことは言うまでもありません。(笑)
 
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さて、本校に月一回《環境美化の日》なるものが設定されたのは、昭和48年(1973年)5月のこと。
今年で36年目の伝統行事となっています。
奇しくもその年、オイルショックに見舞われます。60年代から70年代にかけての高度経済成長と相まって大量消費の只中にあったその時代に、あらためて、「もの」を大切にする心、「身だしなみ」を正す心、そして周囲の「環境」を整える心を取り戻す機会として設けられたのがこの「環境美化の日」であったに違いありません。
 
「健全な肉体に・・・」というフレーズは、とかく物議をかもすとしても、
「健全な環境にこそ、健全な精神は宿る」とは、真理でありましょう。
 
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ところで、本日、当初はピカピカな一年生の手によって、しだいにピカピカになっていく教室の様子をカメラにおさめようと思っていましたが、とても悠長に写真を撮っている暇などありませんでしたので、何分ご容赦のほど・・・。(笑)

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