ふだんは活気あふれる錬成館(部室棟)も、さすがに試験にからんだこの時期ともなると人気もなく静まりかえっています。
そんな錬成館の外階段におもしろいものを見つけました。
最初は・・・
「誰だぁ!こんなところに靴を脱ぎ散らかしているのは!」
と頭に血が昇りかけたのですが、近寄るにつれその熱もスーッと冷めていきました。
確かにそれらはあってはならないところに置かれていました。
しかし、決して「脱ぎ散らかして」という表現は当たりません。
あたかも、各々「主人」の帰りをつつましやかに待ち続けているかのように整然と並んでいたのでした。
「久我山」は、とことん『きちんと青春』を標榜してやまない学校であるようです。