ここ数日で、空も徐々に高くなり、秋を感じるようになってきました。
今夏は終盤にかけて、連日異常なまでの豪雨に悩まされてきましたので、どうしても空を見上げるばかりの生活が続いてきたように思います。
そうした中、ようやく足元に目を落としてみれば、・・・
春の到来を告げる花は数々あれど、日陰にてそっと秋の訪れを知らせる小さな花もあります。
「藪蘭」(ヤブラン)
「錬成館」前の植え込みにて。
斑入りのスマートな葉の群れの中から直立した茎が伸び、その周りにたくさん紫の花がついていました。
花言葉は「忍耐」・「謙遜」。
夏の猛暑にも、たとえ日陰にあっても、そしてその後の冬の寒さの中でも、決して枯れることなく在りつづけるこの植物にふさわしいと思います。
それがまた、部活動の拠点ともいうべき「錬成館」前にあるとはなんという因縁でしょう。
すぐ脇の外周路を、中学1年生らしき面々が必死の形相でランニングしていました。