東洋一の「アヤメ」の群生地として名高い南アルプス前衛の山、「櫛形山」。
先日、校外学習としてその里山の棚田にて「田植え体験」をしたのは、
中学3年生の男子生徒たちでした。
まずは、まとまった苗の束を田の中に投げ入れることからスタート。
そしてその束をほどいては丁寧にかつ等間隔に植えていきます。
足下には土の感触を、手先には恵みの水の冷たさを感じながら・・・。
さて、今朝はその引率にあたった先生から職員朝礼にてこんなアナウンスがなされました。
「家庭稲作、バケツ稲作はいかがですか!」
よく昔はお爺ちゃんや親父さんから、
「飯粒ひとつでも粗末にしたら、バチがあたるぞ!目がつぶれるぞ!・・・」
などと戒められては、ちゃわんに残った飯粒を食後のお茶を注いでは残らず食べ尽くしたものでした。
一苗にいくつもの命あり。
頭を垂れていよいよ刈り入れ時を迎えた時、はたして何粒の「命」を収穫することができるでしょうか。
こうしてみると、
田植えとは、「感謝」の気持ちを一苗ごとに植え付けていく作業のように思えてきます。
※ ちなみに、その苗は、北門横におかれています。
どうぞご自由にお持ちください。
ただし、隣のバケツの方は
理科部をはじめとする生徒らがすでに植えたものですので
これ幸いとバケツごとお持ちになりませんように。(笑)