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四川省大地震に思う.

投稿日2008/5/15

時の流れは本当に早いもので、あれはかれこれ四半世紀近く昔のことになります。
国語科の教員一同、中国大陸へ渡ったひと夏がありました。

香港
経由で、「食は広州にあり」と本場中国料理に舌鼓をうったかと思えば、桂林にて山水画の一部となるべく漓江(りこう)を舟下り、さらにベトナムにほど近い孫悟空のふるさと、石林へも足を延ばして・・・。
 
そして、李白王維とともに唐代の大詩人、詩聖とも呼ばれるあの杜甫にお会いするために成都入りしたのでした。
 
あの日、我々観光客を乗せたバスの窓越しに、
「ヤスイヨ、ヤスイヨ」と連発しながら、しきりに土産品を売りにきた少年も今では立派な青年となっていることでしょう。
 
常に揺れの激しいバスのなか、天井に時々頭をぶつけながらもガイドしてくださった現地のRさんも、きっとやさしいお母さんになっていることでしょう。
 
そして、竹林と「花の小径」の紅い土塀が印象的な「杜甫草堂」を散策しつつ、晩年の詩人の面影を追ったことも、
さらに、偉業という一言で片付けてしまうのが憚られるほどのスケールをもって眼下に広がった「都江堰」の風景も・・・・・・
 
つい昨日のことのように思い返されるのです。
 
机上にて云々しているよりも
現場にて体を張っている方が
ずっと性分にあっているわたくしとしては、
正直、いてもたってもいられない気持ちでいっぱいです。
 
滞在期間、わずか3日間ほどであったにせよ、
異国情緒あふれる古里、
四川省をはじめとする中国での思い出は未だに色あせることなく
親切にしてくださった現地の皆さんの記憶とともに蘇ってきます。
 
とにかくも、「どうかご無事で」と願うばかりです。
そして、無念にも犠牲となられた多くの方々につつしんで哀悼の意を表したいと思います。  合掌。

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