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〈版画〉が廊下を彩っています!.

投稿日2008/1/24

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先週までの〈書き初め〉に代わって
いま中学生の教室の廊下にはこれまた冬休みの課題であった
《版画》作品が展示されています。
 
さっそく1年生の廊下をまわってみました。
構図も題材も実に豊富でひとたび見入ってしまうとなかなか次のクラスに移動できないほどの力作や名作(迷作)揃い。
版画は、反転させていよいよ完成をみるわけですから、絵画以上に最後の最後までその出来栄えは想像するしかないわけで、それだけ達成感は一入でありましょう。
 
それでは、印象的だった作品の中からほんの一部をご紹介いたしましょう。
 
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荒削りながらそれがかえって獅子舞の躍動感を見事に表現しています。
同じ構図を絵画で実現しようとしても、なかなかこの「動き」ある姿を描写することは難しいのではないでしょうか。
 
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タイトルに『いろいろな絵の具』とありました。
いったい何回にわたって版を重ねたことだろうかと感心することしきりでありました。
なにより、この雑多に置かれた絵の具の群れを題材にした作者の発想に大きな拍手です。
 
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思わず立ち止まりました。そうこの作品に、同時にその「三丁目の夕日」に。
今や遠くなりにける「昭和」が絵筆とは異なるタッチで見事に捕捉されています。
昭和生まれのお父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃんは間違いなくこの作品に一票を投じることでしょう。
 
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最後は、ただただ脱帽の秀作です。
表情が命の人物、しかも幼な子。
仮に絵画であったとしても、そうしたむずかしい「表情」をもつ人物を描くことには相当に勇気が要るものでしょう。
それを、版画で・・・。
天晴れです。
姉妹の間に流れるなにげない日常のあたたかみが見事に彫り出されていて、足もとの寒さをしばし忘れさせてくれた作品でした。
 
 
というわけで、廊下を行き来するのが楽しみな日々がしばらく続きます。

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