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環境レクチャー (高校2年LHR).

投稿日2008/1/21

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来春(4月)の竣工をめざして、急ピッチに進められている「学習センター」の建設。
実は、この建物、「ただもの」ではありませんでした。
 
本日は、高校2年生を対象に、その設計等にあたって尽力された会社の技術者の方々から、 「環境(に優しい)建築」について貴重なお話を頂戴することができました。
 
地球温暖化が叫ばれて久しい今、建築も「自然の力」をいかに取り入れた「たてもの」を実現するかにその英知が結集されているようです。
たとえば、それは東京湾から吹き込んでくる「海風」の「風の道」をいかに妨げることなく冷却効果に結びつけていくかといった取り組みとして、東京駅の再開発や大崎の森シンクパークなどが紹介されました。
いずれも、それはかつてこの大都市東京にも点在してしていた「緑なす町」の再現へのきの遠くなるような取り組みなのでした。
 
さて、それでは本校の「学習センター」における「環境計画」はどんなものなのでしょうか。
なにより、その中心をなす存在が、文字通りその建物の中央吹き抜けの部分に立つ「クリモタワー」と呼ばれるものです。
いわゆる、人工的に設置された自然木とでも形容できましょうか。
この「クリモタワー」のおかげで、夏は熱気を無理なく外へ、また冬場は、その上層部の暖気を床下へと循環、さらになによりそのものの「緑のカーテン」によって体感温度を2~3度下げることができるなど、画期的な効果を得られるようです。
 
最後、このレクチャーは、次のようなたいへん示唆に富んだお言葉で結ばれました。
 
「実は、このセンターという建物、私たちの手によってすべてが『完成』するというわけではないのです。その中にある心臓部ともいえる『クリモタワー』の植物たちを皆さん方がますます育て成長させていくことによってはじめて本当の『完成』に近づいていくものと考えています。」
 
これこそ、理想的な「共生」の姿そのものでありましょう。
設計者、建築者から使用者へ、本来あるべき大切な「バトン」の姿を感得することのできた稀有な一時間でした。

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