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ひらめき.

投稿日2007/12/6

今日12月6日は、あの発明王エジソンが自身の製作による蓄音機で初めて録音・再生を実現した「音の日」と呼ばれています。
 
1877年12月6日。
30歳のエジソンは、自ら歌った『メリーさんの羊』を見事に再生させます。電話機の発明・開発でベルに後れをとったエジソンにとって、この成功はさぞかし嬉しかったことでしょう。
 
しかし、この蓄音機第1号は実用化にはほど遠く、それを可能にしたのは皮肉にもベルの方でした。それはエジソンの発明から実に10年後のことでした。このベルの実用化のニュースはあらためてエジソンの闘志をかきたてます。その日から不眠不休の5日間を経て実用化成ったエジソン式蓄音機2号機の発表に執念でこぎつけたのです。
 
 
ところで、エジソンが語ったとされる有名なことばにこんなものがあります。
 
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。」
 
しかし、どうやらこのことばは間違って伝わってきたようです。
正しくは、
 
「どんなに努力をしても、ひらめきがなければ無駄である。」
 
だったそうです。 
いいかえれば、
「わずかなひらめきがあれば、ながくつらい努力の道のりも耐えていける」
ということになりましょう。
先にあげたベルとの発明・開発競争や、竹のフィラメントを発明するのに1万回もの失敗を重ねても決して諦めなかったエジソンらしい発言だと思います。
 
奇しくも今朝の新聞にはOECDの国際学力テストの結果、日本は科学と数学の応用力、読解力のすべてで3年前より低下したことを報じていました。
「学力」そのものを支えるものごとへの「興味」・「関心」・「意欲」が失われつつあるとも・・・。
 
同じ紙上に、ノーベル賞の朝永振一郎が外国人に
「戦後、日本の物理学が急速に伸びたのはなぜか?」と訊ねられた際、
 
「日本人は、戦争中の知的な飢えを満たそうとしたから」
 
と答えたというエピソードが記されていました。
同時に、朝永が言い残した次のような「教師の役割」についても。
 
「生徒を知識で満腹にさせないこと」
 
 
明日の午前中で、2学期の授業は終了、
明後日から久我山は期末試験期間に入ります。

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