この時期にきまって登校時間に見られる光景です。
グラウンドと通路との境をなすケヤキ並木の葉が、いっせいに風に舞い散り始めるのはちょうどこの季節。
掃いても掃いても次から次へととめどなく散るそれは、すぐさま通路を覆い尽くしてしまう勢いです。
校務員さんを少しでも助けようとの善意から自然発生的に始まった(監督、コーチからの指導ではないそうです!)「野球部」の部員らによる「落ち葉掃き」。
寒い早朝に登校して、白い息を吐きながら竹箒を器用に操る様は、十分に手馴れていて先輩から後輩へ脈々と受け継がれている「伝統」を感じさせもします。
そういえば、かつて、裏の畑で中学生が農作業を行なっていた時代には、この落ち葉を使いグラウンドの片隅で「焼き芋」大会をしたこともありました。
さて、本日は中学入試対象の事前予約制による『学校説明会』の最終回の日でした。
その開始時刻の10時ごろの前庭です。
朝のうちにきれいに掃き出されたはずの庭も、ご覧の通り。
彼らに明朝の仕事を容赦なくたっぷりと提供してくれていました。
野球部のみなさん、毎朝ご苦労様です。明日もまた、よろしくお願いいたします!
そして、在校生のみなさん、彼らに感謝の挨拶を心の中でお忘れなく!
〈追 記〉
それでは問題です。
次の絵は、農民画で名高いフランスの画家、ミレーの何という絵画でしょうか?
イ 落ち葉掃き ロ 落ち葉焚き ハ 落ち葉拾い ニ 落ち穂拾い
さあ、ど~れだ???