雨の長崎「班別自由行動」となりました。
そのお陰で花粉の飛散に悩まされることはありませんでしたが、坂の街長崎ゆえ、至る所で滝のように流れる雨水に難儀したのではないでしょうか。
そんな厳しい状況にあっても、この国の行く末を見つめるようにして一人すっくと立つ風頭公園の龍馬にはあらためて惚れ直すことになりました。
また、今年はちょうどお色直しの時が重なったようで、グラバー邸や平和祈念像などが改修中につきその全貌を拝することは叶いませんでした。
玉の緒の命の限り吾はゆく
寂かなる真理探求の道
永井 隆
一方、かえって雨に洗われて石碑に刻まれた文字がしっかりと読めた幸運にも恵まれました。
過日もご紹介した「如己堂」の傍に立つ永井隆博士の歌碑です。
先生が求めようとなさった「真理」とは、いかなるものであったのか、あらためてそんなことを考えながらも、現実的には市内のどこかにいるであろう生徒諸君らを必死に探し求める、雨中の「単独自由行動」となりました。