昨年に引き続き行なわれた、研修会第3日目の野外活動プログラム、〈富士山(二ツ塚)強歩(約30km)〉。
文明の利器に一切頼ることなく歩き通すことで、自分自身を見つめると同時に、小さな一歩の積み重ねが大きな成果を生むことを実感することが出来ました。
心配された雨も夜明けにはすっかり上がり、お山はふたたびその勇姿を見せてチャレンジャーたちをあたたかく迎え入れてくれました。
しかし山の天気は変わりやすいもの。
五合目からの山岳エリアに入る頃には、にわかに一面ガスに包まれ、間近に拝めるはずのその姿も望むことが出来ませんでした。その代わり、森林限界から幕岩に下り原生林に入れば、ちょうど芽吹いたばかりの淡い新緑が目に優しく、野鳥のさえずりもあって、富士山のしっとりとした別の表情にも触れることができました。
《富士山(二ツ塚)強歩(30km)》
総歩程距離 27.7km
活動時間 10時間01分(5:58発-15:59着)
高低差 1224m (青少年交流の家…700m〜二ツ塚(上の塚)…1900m)
さて、明日の最終日は、この研修会の集大成として、どんな成果を見せてくれるのか大いに期待したいところです。