生ける姿そのものを
ありのままに写しとる
新緑が雨に洗われて
池の面のみならず
小径に出来た水たまりもまた
写し絵のように・・・
と・・・
なるはず
でしたが・・・
実際に・・・
「洗われた」のは
「画用紙」であり、
小さな「絵描き」さんたちであったようです。(笑)
ちょうど昼時、本当ならこれからしばし絵筆を休めて楽しいランチタイムという頃に駆けつけてみましたが、しとしとと降り止まぬ雨にもはやこれまでと、学校へ帰還する準備に入ろうとするところでした。
新緑はもちろんのこと、薄紫のシャガの群生や、薄紅色したハナミズキ、さらにはツツジ、ハナダイコン、クサノオウなどのたくさんの花々が池の畔を彩っていました。
また、まさに「井の頭」である湧水地の「お茶の水」は、ふだん以上に豊かな流れを見せてくれていました。
そして、時折開ける池の景観も、これまた雨に煙って幻想的な雰囲気を醸し出していました。
この年、この日にしか味わうことのできない貴重な体験と思えば、
実際の「紙」への再現はままならぬものであったとしても、
おのおのの耳目がしっかりと記憶した思い出深い
「写生会」となったのではないでしょうか。
同じ頃、どこかの幼な児たちが雨の遠足にやってきました。
それはそれは、にぎやかに楽しそうに・・・
お疲れ様でした。
★ デジブック (スライドショー) 約25枚
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