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「己に克つ」@中学校第二十五回卒業式挙行.

投稿日2012/3/22

 

今年度の催事として締めとなる「中学校卒業式」が挙行されました。
昨年、震災直後につき実施を見送ったこともあり
って、二年ぶりとなった卒業式は、中学として四半世紀にあたるちょうど節目の式典となりました。
 
◇ 学校長 式辞 より
・・・思い返せば、入学まもない1年生の時には、猛威をふるったインフル禍に襲われ、何をやるにも厳しい制限下での活動を余儀なくされました。そして2年目の大震災。これまた、限られた制約の中での学校生活となりましたが、そうした状況にもかかわらず、ラグビー部や音楽部をはじめとする多くのクラブが全国の舞台で活躍するなど、地道に努力することの成果を見事に示してくれました。また、毎年行われた自然体験教室では、友情や絆といった人間関係の尊さに加えて、困難に打ち勝つ強さもまた体得することができました。
現在、本校が標榜する3つの「S」、すなわち「最高峰を目指し(SUMMIT)気概をもって(SPIRIT)真っ直ぐに(STRAIGHT)」進む」ことは、誰しもが共有すべき目標であろうと思います。どうか、今年の高校三年生の進学に関する健闘ぶりをよき手本として、みなさんも自らの目標に向け高校生活を充実させてほしいと思います。
ここに、私がうけとった一通のお手紙があります。その方は六十七歳にして、ようやく文字を読み書きできるようになった不可能を可能にした努力の人です。「字を覚えたことで、何気なく眺めていた夕焼けがとても美しく感じられるようになりました。」「数字を操ることができるようになったおかげで、スーパーでの買い物が楽しくなりました。」人にはできないことなどない、努力を重ねることでできるようになるのだとあらためて教えていただいたお手紙でした。
故佐々木周二先生がよく引用された英国のことわざをここに紹介し、これからの生活が、自ら進んで取り組むことで意義深いものとなることを期待して式辞とします。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、その水を飲むか飲まぬかは馬しだいである。」
 
 
~ その後、在校生を代表して女子部中学二年のOさんが「けじめのついた生活ぶり、団結することの大切さ、積極的な取り組み姿勢、など先輩方から学び得たことは計り知れない」と『送辞』を述べると、それに応えて、卒業生総代前生徒会長T君『答辞』を力強く読み上げました。
 
 
・・・入学したてのころは、今でこそ当たり前に思えるさまざまな学校生活のことどもが驚きとともに新鮮でした。そうしたなかで、私たちはよくよく叱られることのみ多い3年間を過ごしてまいりました。
個人的には、西郷隆盛の残したことば、「己に克つ」に支えられて今日までがんばってきました。
また、柴田翔の著作、『されどわれらが日々』にも大きな勇気をいただきました。学生運動のさなか、いかなる困難にも負けず立ち向かう主人公の姿は、私の中でまさにこのたびの震災により被災されたかたがたの復興に向けてあきらめずがんばるその姿に重なるものでした。
どうか後輩のみなさんも悔いの残らぬ中学校生活を送ってほしいと思います。わたくしたちもまた、困難にひるまずねばりづよく高校生活を送っていきたいと思います。・・・
 
 

           卒業証書を手に
           在校生のつくる
         花道をゆく卒業生たち
 
 
その後、井の頭公園では
そんな卒業生たちの前途を祝福するように、
春の花々が徐々に顔を見せていました。
 

      河津桜             寒緋桜
 

   木五倍子(キブシ)     蕗の薹(フキノトウ)

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