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大震災に学んだこの一年@平成23年度修了式.

投稿日2012/3/21


        
高校修了式より

 

本日をもって今年度も無事終了となりました。
こうして全員が一堂に会して「修了式」を迎えることのできる「あたりまえ」に感謝しなければなりません。
この一年、あの震災を抜きに語ることはできないのですから・・・。 
 
 
  

◇ 被災地から距離をおいて生活している私たち。ややもすると、日本人が古来美徳としてきた「もったいない」という意識がしだいに薄れてきてはいないでしょうか。この機会にあらためて自分のできる支援のありかたを模索していけたらなによりだと思います。
                          (高校修了式 教頭 I先生 訓話より)
 
・・・「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とも。中学での「今思うこと」の発表のなかに、何事も「傍観者」ではなくあくまで「当事者」でありつづけることが大切との訴えがありました。震災のみならず何事に対しても、自分の果たすべき役割について主体的に取り組むことがひいては自分のためにもなることなのでしょう。
 
 
◇ 震災はあらためて家族やふるさとの有り難みを教えてくれました。現在、生まれ育った故郷の被災地にもどって仕事をしようという若者たちが現れ始めたとのこと。あえて重い荷を背負うて歩くことを選択する彼らの姿に高潔な生き様を見ることができます。
                      (中学修了式 女子部長 W先生 訓話より)
 
・・・・スペインの哲学者、オルテガ(1883-1955)は『大衆の反逆』の中でこう述べています。「常に自分に課題を課していく人が思考的貴族だ。優れた人間とは、自分自身に多くを課す者の事である。」と。また、「大衆」の陥りやすい傾向として、「自らの欲求のみを抱いて権利ばかりを求め、自らに義務を課す高潔さを欠いてしまう」点を指摘しています。
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