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「こも外し」に思う.

投稿日2012/3/9

二十四節気の「啓蟄」を過ぎて、
前庭の松も、重いコートを脱ぐように
腹巻きを、いや「こも巻き」を外す季節となりました。

       
       昨年11月の「白露」のころ
 
殺虫剤などにたよることなく害虫の駆除を可能とした
昔の人々の知恵が、こうした自然環境にやさしい「風物詩」を生み出したのでした。
 
ところで、本日修学旅行に出かけた高校2年生
男女とも無事に九州の地へ到着したとの連絡が入りました。
 
思うに「旅」とは、「先人らの足跡をたどりその息吹を感じて『詩心』を刺激されること」ではないでしょうか。
 
それは、先の「風物詩」のみならず、
人の歴史を綴った「叙事詩」から
今なお残る建物や事物が訴える「エレジー(哀歌)」にいたるまで・・・。
 
彼らも行く先々でたくさんの「詩」の世界にふれることになりましょう。
 
作家の阿刀田高氏は、東日本大震災に関連して次のようにおっしゃっています。
 
「確かに…死者に対しては悼むよりほかにない。だが、私は思うのだ。文学(詩)の誕生は“滅びたものを思い出して伝える”こと、そこにあったのだ、と。私たちはまた伝統的に文学を愛する民族であった。滅びたものを悼むことに熱心な文化をもっている。」

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