閉じる
この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

共 感@男子部中二『今、私の思うこと』.

投稿日2012/3/6

中学全学年の取りを務めることとなった中学2年男子『今、私の思うこと』発表会
 
自分のうちに秘めていたもの、体験に基づいたもの、分析結果から導き出されたもの等々、そのいずれもが、借り着ではなく自分の言葉で語られました。
それを耳にしただれもが、我が身に引き寄せるようにそこから何かを感じたのではないでしょうか。
 
学んで、考えて、そして、「為す」こと。
こうしていつも、「成る」ためのプロセスを大切にしていきたいものです。
 
 
① S.K (5組) 将来の夢まで

目下のところ、私の夢はサッカージャーナリストになること。しかし、その実現のための方法がわからないでいる。とはいえ、大学へ進学することも必要だと思うし、そのためには得手不得手を越えてすべての科目について手を抜かず勉強することが有益であることもわかってはいる。それでも、当面自分がしたことといえば、関連サイトをブックマークしたぐらいだ。地元の仲間のなかには、高校受験に向けて必死にがんばっている者もいる。私も安易な方向に流れず、胸をはって自分の夢を語れる人となれるよう努力したい。

【所感】
「無用の用」とも。この世に無駄なものなどありはしない。夢の輪郭をはっきりさせることは、自分の将来性を狭めてしまうことなのかもしれない。今は、多くを吸収する柔軟性を大事にしたい。
 
 
② S.T (3組) 支え合う世界

私は、この一年あまりベトナムで生活をしてきた。正直、その環境や交通事情の悪さには閉口した。さらに、マナーが欠落した振る舞いや、未成熟な法社会のありようを目の当たりにするにつけ、いつしか私はベトナム人に対して優越感を抱いている自分に気づいた。その最中、日本に大震災が起こる。そこには、全く正反対の凛々しく協力し合う国民の姿があった。しかし、そのときベトナムの人たちがすかさず高額な援助金を集めたのだった。どんな困難にも耐え抜く日本人、貧しくとも手をさしのべようとするベトナム人。私の見方は確実に変わった。

【所感】
「天命」という言葉がある。私たちはその天命に逆らうことはできないらしい。ならば、自分に与えられた使命をそれぞれの立ち位置で全うすることこそ、残された者の責務なのではあるまいか。
 
 
③ R.M (2組) 『個性』失踪事件

最近、自分らしさを失っている人が増えているように感じる。それは他の多くの人々の流れに身をまかせているからに他ならない。ちょうどラッシュ時にみる人の流れのごとく。そうしたなか、私は飼い主につかみかかる犬のようにそんな流れに逆らってみるのだが…。どうやら人は、多数派のなかに身を置くことで自己判断能力を失うようだ。それと引き替えに安心感を得るのだろう。身の回りの友人関係にもそれはみてとれる。大事なことは、易にながされず、自分の頭で考え、その上で自分の意思をきちんと伝えていくことなのではあるまいか。

【所感】
自己中心的なふるまいと、個性を発揮することとは異なる。その大きな違いは、ひとえに自分の考えや意思を他者にきちんと伝えるプロセスを経たかにかかっている。自己を見失うなかれ。
 
 
④ K.K (1組) 「今」を生きる

東日本を襲った大震災。ぼけっとしていた私にくらべ、現地東北の人たちの不安や動揺ははかりしれないものがある。そんななか、私はある歌の一節にふれることになる。「歩いていこう 歩いていこう … ぼくは生きていくよ …… 『今』を大切に歩いていこう」この歌は、それまで何気なく生きてきた自分の胸に深く響いてくるものだった。そう、私たちは、この目の前の「一日」、「一分」、「一秒」という「今」を大切にしながら、全力で生きるべきなのだ。そのことを震災という災禍が気づかせてくれた。あまりに大きすぎる代償を払いつつ…。

【所感】
「想定外を受け止めよ」ある作家の言葉だ。科学技術の進歩は、たしかに「想定外」の領域を狭めることに貢献してきた。それでも起こりうる「想定外」を決して他者のせいにせずに受容する潔さをもちたい。
 
 
⑤ S.O (4組) 日本文化の存続

日本の独特な文化としてアニメが世界に認知されて久しい。しかし、わずか30分の作品を作るのにおよそ1000万円もかかるとされる貴重な文化所産も、いま危機に瀕している。それは、地デジ化の影響でDVDが売れなくなったり、動画サイトの普及から簡単にダウンロードできてしまうといった理由による。さらに国の保護も期待できず、制作者までお粗末な作品を生み出すようになるに至ってはその衰退に拍車がかかってしまっている。大量生産、大量消費の現代社会の悪弊がここにある。よかれと思う事物もときに悪循環を生むことを肝に銘じたい。

【所感】
情報化社会といわれる現代。はんらんする情報に決して翻弄されることなく、真贋を見極める眼力をもちたい。そして「ほんもの」を見抜くことのみならず、「ほんもの」を創り出す力も養いたい。
 

「題字」は各クラスの書き初め展「金賞」(「特選」含む)受賞者が担当、
「司会進行」は、2組の K.O君、Y.Y君 がつとめてくれました。

前の記事サッカー《U-17日本代表》に選出!
次の記事【お知らせ】年度末~新年度 (予定)