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名残の雪に見送られ@第63回高等学校卒業式.

投稿日2012/2/29

 
 
   ~ 蛍の光 窓の雪 ~
 
卒業にあたり、胸に去来するそれぞれの思いが、名残の雪とともに次から次へと積もってくるようでした。
おそらく、校史を紐解いてみてもこれほどまでに純白に清められた卒業式は初めてのことでありましょう。
 
    高等学校 平成二十三年度 第六十三回 卒業式
     卒業生総数 四六八名(中高一貫生二九八名)
 
 
  卒業生を代表して「卒業証書」を受ける K.U君
 
式は厳粛なうちにも、和やかな一瞬が垣間見られました。
中高六ヵ年を見事皆勤した久我山健児に、賞状が手渡されるその瞬間・・・
  「まず、お母さんに感謝しなさいよ!」
学校長が静かに語りかけたその声をマイクが拾い上げ、保護者席がどっと沸きました。
 
◇学校長 式辞 より
・・・白は成長の色でもあり、この雪は、諸君の門出を祝っているように感じられます。
思えば、多くの制約のなかにあって勝ち取った甲子園や花園、国立などの運動部の活躍や、コンクール入賞の文化部の躍進など、部活動の成果は目を見張るものがありました。
また、大学進学状況をみても、現時点ですでに昨年を大きく上回る実績を示しています。
その陰には常にご父母の支えがありました。この節目にきちんと言葉にしてその感謝の気持ちを表しましょう。
さて、世の中に目を転じてみると、深刻な食糧問題や格差社会など、未来への不安感や閉塞感に襲われています。
歴史的にも、活力のあふれる老舗企業に共通するのは、変わらぬためにあえて変化を求めてきたという点が上げられます。また、同時に何を大切にしているかといえば、第一に「信用」、第二に「誠実」、そして第三は「和」なのだそうです。これらはすべて、古来よりこの国が尊んできた精神性にほかなりません。
今後、いかなる方面に進んで行こうとも、温故知新の考え方を大切に、自国をきちんと語れる若人であってほしいと思います。
さらに、自然との共生を念頭に、世のため人のために尽くしてください。
とはいえ、これからの道中、迷うこともあるでしょう。そのときは、この久我山台上に立つ凛としたヒマラヤ杉と青々と広がる芝を思い出し、くじけることなくがんばってほしいのです。
母校はいつまでも君たちを見守っています。・・・ 
 
 
その後、在校生代表のY.N君が「道しるべのような存在」であった先輩への感謝と「行動と挑戦をつづけてください」と励ましの『送辞』をおくれば、卒業生代表のA.Sさんが『答辞』として・・・
 
・・・この久我山で学んだ思いやりや感謝は、いまあらためて人と人の絆を育む上でとても大切なことであることを実感しています。また、こうしてわたしたちみんなが「きちんと青春」を全うできたのも、ほかならぬ家族をはじめとする多くの方々の支えがあったからにほかなりません。さらに、友がいたからこそ、自分らしくいられたのだと思います。今はすべてのみなさんにありがとうの気持ちでいっぱいです。
わたしは、この久我山が大好きです。それゆえに、別れがつらくさびしく思えてなりません。しかし、前を向いて笑顔で一歩一歩進んで行こうと思います。・・・
 
静かに、しかし力強く、別れの決意を述べてくれました。
巣立ちゆく第六三期生の前途に幸多かれと祈ります。
 
  
  式後、壇上にて校長先生から一人一人に手渡された「卒業証書」が・・・
 

 ・・・まさか、雪の中に埋まっちゃった!なんてことはないよね?(笑)
 
 
 今年の父母の会主催「懇談の会」では、
 都文連表彰を受けたY.H君による、
 二胡のすばらしい生演奏が花を添えてくれました。
 

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