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「笑うから幸せなのだ」@高校3年修了式より.

投稿日2012/2/27


                 花、笑う。 @錬成館
 
明後日の「卒業式」に先立ち、高校3年次としての「修了式」が第一体育館にて行われました。いまだ大学入試の最中にある者も多くいるなか、今日は久しぶりに顔を合わせた高校3年生が、久我山での最後の1年間を振り返るけじめのひとときを過ごしました。

 
 優等賞を受けるSさん      努力賞を受けるO君 
 
「優等賞」や「皆勤賞」など各種の表彰につづき、教頭先生からは次のような訓話がありました。

・・・この学年とは、個人的にも授業や部活動を通じてとても関わりが深く、いろいろといい経験をさせてもらいました。なかでも、バスケット部にはインターハイへ、サッカー部には「国立」の檜舞台までつれていってもらいました。いま、そういう意味からも感謝の気持ちでいっぱいです。

また、インフルエンザ大流行の影響から久我山祭が中止になったり、修学旅行中にあの大震災に見舞われるなど、試練をいくつも味わった学年でもありました。しかし、そうした苦い経験というものが必ずやみなさんの将来の糧となるものと信じてやみません。

さて、今後に目を転じてみたとき、必ずしもこの世の状況は明るいとはいえません。雇用状況しかり、自分が一生をかけるに値する仕事につくことが出来る者はごくわずかに過ぎないでしょう。そうした現状を踏まえて、いま諸君は、夢の実現がきわめて困難であることを念頭に、その覚悟をもって自らの人生を進んでいく必要があると思うのです。

ところで、順調に進んで挫折を知らない人間というものは、いとも簡単に自ら不幸を招いてしまうことが多くあるようです。決して思い通りにいかないことがあっても、与えられたその場に喜びを感じながら生活を切り開いていこうとすることができるかが問われているのだと思います。

最後に、『幸福論』を著したアランの次の言葉を引いてはなむけとします。
「幸せだから笑うわけではない。笑うから幸せなのだ。」


 
その後、代表生徒から「卒業記念品」の目録が学校長に、在校生の代表からは記念品の「ネームペン」がそれぞれ贈られました。

そして、同窓会である久我山会の会長からは、「この久我山時代に学び得たことを生かすとともに、一生の宝となるであろう友を大切にしてください」との激励を受けました。

会場を出てみると、冷たい雪の中にあっても春の訪れを告げることから「雪中花」とも呼ばれる「水仙」の花が、錬成館前の植え込みで寄り添うように微笑んでいました。

アランはこんな風にも言っています。
「まず自分が微笑まなくて誰が微笑むのか」 と。

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