三年ぶりに選手権の晴れ舞台にもどってきた久我山イレブン。
とはいえ、今の選手達にとっては、目の前の一戦一戦が現実。
ましてや先発メンバーのうち、2年生が4名、1年生も3名という若いチームは、そうした過去にとらわれることなくのびのびとボールをつないだ。
個人技のみならず、それを生かす組織力とが相まって実現するパスサッカー。
前半早々からそんな練習で積み上げた自分たちのスタイルを十二分に発揮して流れを引き寄せ、10分過ぎには右ショートコーナーからのセンタリングに頭で合わせて待望の先取点を奪取した。
しかし、相手もさすが激戦区の九州を勝ち抜いてきた強豪。徐々に中盤でそのパスサッカーを封じてはカウンター攻撃をしかけるように。そして、25分過ぎ、ディフェンスの包囲網のほころびをついて同点、ゲームは振り出しにもどった。
そして迎えた後半、それまでのパスサッカーに修正が施される。攻撃の最後は必ずシュートで終わるという積極的な姿勢がみられるように。その勝利への執念が実を結び、残り10分を切ったところで、チームの精神的支柱でもあるキャプテンM君の技ありシュートがゴールネットを揺らし、これが決勝点となった。
なお、このM君、喜びに酔いしれるチームメートを尻目に、試合後のインタビューにて、得点出来るはずの好機を再三逃してしまったことへの反省の弁も忘れず気を引き締めていた。
なにはともあれ、「国立」に詰めかけた現役のサッカー部員やその家族、さらには多くの在校生や卒業生たちにまじって、選手達の所属していたであろうジュニアチームの子どもたちまでもが熱いエールをおくり続けた。こうしたピッチとスタンドとの一体感のなかでつかみ取った一勝。この貴重な現場での経験を次戦以降に生かして自分たちのサッカーを貫いていってほしいと願う。
ご声援くださいました皆様方
まことにありがとうございました
※ 画像はクリックすると拡大してご覧いただけます
「被災地に勇気と希望を届けられるように全力でプレーします!」
オレンジ&ブルー … チームカラーを後押しするように大会旗も青空に翻る
開会式からすでにバックスタンドには多くの在校生や卒業生、ご父母などの姿が…
また年明けにはこの「国立」にもどってくることを期して…
2-1 勝利! … このスタンドとの一体感を大切に次戦へ!
★ 動画 part1 : 「開会式」より(約30秒間)
★ 動画 part2 : 「前半戦」ダイジェスト ※先取点得点シーン含む(約3分間)
★ 動画 part3 : 「後半戦」ダイジェスト ※決勝点得点シーン含む(約3分間)
みなさま よいお年を お迎えください