今年から男子部の中学2年生を対象に始まった特別講座「能楽教室」も3回目を迎え、今日はいよいよ教室から作法室へその稽古の場を移し、謡や踊りといった実習に挑戦しました。
「…配布したプリントには歌詞の隣に細かく『謡(うたい)』の節回しなどが記されていますが、
まずは、自分自身の耳と目でしっかりと聴いて観て、
私の動きを『真似』てみてください…」 (髙橋忍先生)
「学ぶ」原点ともいうべき「真似ぶ」こと。
されど、言うは易く行うは難し。
足袋を履くこと
背筋を伸ばして座ること
顔を上げて人の話を聞くこと
腰をゆっくりと下ろすこと
再び真っ直ぐと立ち上がること
腕を肩の高さに上げること
摺り足で数歩前に進むこと
そして
恥ずかしがらずに大きな声で歌うこと
そのいずれも簡単にできそうで、
実際にやってみると…
とてもぎごちなく、その動きも声もまるでロボットのよう…。
とはいえ、稽古は、まだまだ始まったばかり。
ただひたすらに、「大先輩」の後に続いて「真似ぶ」ことあるのみです。