「・・・今年もあとわずかとなりました。この厳しい寒さのなかで今なお復興に向けて必死にがんばっている被災地の方々を思うとき、同じ今を生きている一人として、わたくしたちもまた精一杯生きることが求められています。『がんばろう日本』は、被災地に向けてというよりも、ともに生きるわたしたち一人一人が自らに言いきかせるべき言葉のように思えます。
ところで、寺院通り沿いにそびえる銀杏が、その盛りのときには日の光にひときわ輝きをまして多くの通行人の目を釘付けにしていました。今は季節がうつり、高源院の鴨池には渡り鳥が羽を休める姿があり、境内の植え込みでは椿のつぼみがふくらみかけています。
どんなものにも、輝く一瞬があるのです。そのためにどれほど耐え忍ぶ時間を重ねていることか。今を精一杯生きることが必ずや重い扉を開くことにつながるはずです。・・・」 (女子部長W先生 訓話より)
第2学期の終業は、同時に一年のしめくくりでもあります。
みなさんにとって、この平成23年という年はどんな意味をもっているのでしょうか。
一年の「計」が元旦にあるのならば、一年の「省」は今この年末にあり。
中学生も高校生も、それぞれの立場でこの一年間をきちんとふりかえることが大切です。その際、身近な領域だけにとどまらず、世の中全体に視野を広げつつその中で自分という存在を見つめ直すようにしたいものです。
もっとも自然とそうせざるを得ないような出来事が多くあった一年でしたが・・・。
■ 高校「読書感想文コンクール」入賞者発表
「・・・体験領域を広げることと本を読むということは、車の両輪のようなものでなければなりません・・・」 (国語科T先生 講評より)
*優秀作 該当者なし
*佳作 各学年2名
『野火』や『老人と海』など、戦争や人生そのものを考える作品が多く読まれたようです。
「読むことは過去につながり、書くことは未来につながる」(井上ひさし)とも。たしかな未来を構築するためにも「本」を手に「外」へ出かけましょう。
■ 全国大会出場クラブ壮行会
「シード校としておごることなく一戦一戦を全力で闘いたい」 (高校ラグビー部主将 S君)
「3年前の戦績をこえられるようにベストを尽くしたい」 (高校サッカー部主将 M君)
いよいよ「全国」の檜舞台へ。
日頃の練習の成果をいかんなく発揮して、のびのびとさわやかなプレーを期待しています。
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■ 久我山祭 各賞 発表
10月1日・2日におこなわれた「久我山祭」。
優れた発表や展示、さらには催しをおこなった団体に贈られる各賞のうち、その最高賞である《久我山大賞》が久しぶりに授与されました。
自主制作映画を発表した「高校男子1年7組」。その質の高さは、校長先生をもうならせるほど。その他8団体が奨励賞を受賞いたしました。
*久我山大賞 高校男子1年7組 「7HK」
*奨励賞
・高校女子1年3組 「ワールド・トリップス」
・中学女子3年 「校外学習(上野の森)・自然体験教室(北海道)」
・高校女子2年4組 「4組がホットドッグを作ったら」
・鉄道研究部
・華道部
・茶道部
・中学音楽部
・高校音楽部
■ 全日本書道コンクール 表彰
24名の入賞者のうち、全国第2位に相当する「第二席」を受賞したO君にあらためて賞状が授与されました。
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