学校のすぐ近くを流れる玉川上水沿いの道は、季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。
それでもほとんどの葉が落ちてしまったこの時季が、殺風景にして最もさびしいはずですが・・・。
残っていました。
しかも、その枝先にだけ夕日が差し込んで残照の紅葉葉です。
その後、しばらく井の頭公園方面に向かうと近くの梢から
コンコンコンコンコン・・・コンコンコンコンコン・・・
いました。
スズメ大の小さな啄木鳥の仲間、コゲラです。
懸命につついてはせわしいお食事の真っ最中でした。
ところで、このコゲラという鳥、その体が小さいというハンディをどう克服しているかご存知ですか?
「コゲラいるところ、シジュウカラの群れあり。」
ほぼ同じ大きさのシジュウカラの群れに紛れるようにして行動しているのです。特にこうした時季の見通せる枯れ林の中で身を守るための苦肉の策かもしれません。
現に今日もそのまわりにはかしましいほどにその群れがみとめられました。
あらためて、野鳥に、すばらしくもたくましい生きる智恵を見せてもらいました。
到着した井の頭公園では、さまざまな桜の木がつぼみを硬くして年越しに備えていました。
その中の一本、 「寒緋桜」の枝先に「最後の一葉」が・・・。
この葉もはらはらと落ちるころ、ちょうど学園は今学期終業の時を迎えることになるでしょう。
《第2学期 終業日 12月20日(木) 9:20登校》