本日から13日にかけて、中高一斉に「第二学期期末試験」が行われます。
問題と格闘するみんなの熱気で窓ガラスも曇るほど・・・。
最後の一科目まで、厳正な態度で受験いたしましょう。
ところで、試験監督をしながらこうして真剣なまなざしのみなさんの姿をみるにつけ、ふと人はなにゆえ「学ぶ」のかという問いが浮かび上がってきました。
奇しくも今日は12月8日。
あのいまわしい先の大戦の火ぶたが切って落とされた「開戦」の日にあたります。
その1941年から今年はちょうど70年目にあたり、各方面で関連する催しが行われています。
また、今朝、ラジオからは、John Lennonの『imagine』が流れてきました。
この平和を希求してやまない曲がリリースされたのは、その開戦からちょうど30年後の71年。
当時、日本は「もはや戦後ではない」と高度経済成長期のまっただ中にありました。
それからさらに40年後の今、果たしてわたしたちは、一人のミュージシャンが静かなメロディにのせて呼びかけた「想像」する力を持ち得たのでしょうか。
確かな戦果を信じ、信じ込まされて、無数の尊い命が犠牲となっていった時代。
そんな荒事のさなかにあっても、冷静に国としてのあるべき姿を模索していた方々がいたことを思う時、「学ぶ」ことの一つの意味を見出すことができるような気がします。
よりよい「未来」を築くために
きちんと「過去」に学ぶこと
「想像」は、単なる「空想」や「夢想」ではないのです。