~ 「暗闇」のなかで説明に立ったS先生 男子部説明会より ~
本日は、今年度2回目の中学校説明会が開かれました。
午後に行なわれた男子の部にて、本校のモットーでもある『きちんと青春』について説明に立ったS先生。
どうやら、…
「できれば、スポットライトは勘弁してください!」
とあらかじめ係にお願いしていたとのこと。(笑)
わかります、わかります。
管理人もまた、年齢のせいか、この「青春」という言葉の響きに少なからず気恥ずかしさを覚えるのですから。
とはいえ、同時に「青春」ときけば、反射的にこの詩の一節が浮かんでもきます。
Youth is not a time of life-it is a state of mind
(青春とは人生のある期間をいうのではなく心の様相をいうのだ。)
… No body grows only by merely living a number of years;
peoples grow old only by deserting their ideals.
(年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る。)…
先の大戦後の1945(昭和20年)年9月、時の昭和天皇が、日比谷にあった総司令部にマッカーサー元帥を訪問した際、あの有名なツーショット写真を撮った部屋の壁に掛けられていた詩が、この『Youth(青春)』でした。マッカーサー元帥は、友人からこの詩を贈られ、座右の銘としていつも執務室に飾っていたといわれています。しかし、肝心な作詩者のサミエル・ウルマン氏は、当時全く無名でアラバマ州の人だということ以外はほとんど知られていませんでした。その後、この詩をある日本人が見つけ漢詩調に翻訳したものが後に松下幸之助氏の眼にとまり、雑誌に掲載されるなどして一躍有名になりました。
そんないわれのある作品ですが、あらためて原作者ウルマンに敬意を払いつつ、その後につづく印象深い一節もまた原文のままでご紹介いたします。
これまさに、S先生の力説された「将来を生き抜く力」そのものですから。
you are yang as your faith, as old as doubt ;
as young as your self-confidence, as old as your fear;
as young as your hope, as old as your despair.
説明会にご参加された受験生のみなさん!
どうか「信念」と「自信」と「希望」を失うことなく、
入試本番に立ち向かわれんことを!