今日は、女子部の中学1・2年生それぞれに特別講座が開かれました。
1年生は外部講師をお招きしての「はなしことば教室」でした。
「日本語でとても大切なのは『母音』をはっきり意識して発音することです。
あるミュージカル劇団では、たとえば『おはようございます』を、
あえて子音を消して『おあおうおあいあう』と母音だけで発音する
といったユニークなトレーニングを取り入れています。」
一方、2年生は小原流の師範のご指導で「華道-たてるかたち-」に挑戦しました。
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花
山上憶良 (万葉集)
七草のうち、「尾花」とはススキのこと。そんな野にゆれるススキを背景に、さわやかな天空をイメージさせる色鮮やかな竜胆(リンドウ)と、それとは対照的な小菊が添えられて、みるみるうちに教室内が、秋の装いにつつまれていきました。
それにつけても、「ことば」であれ「活け花」であれ、なにごとも基礎となる「土台」がしっかりとしてこその世界であることを、あらためて痛感させられたひとときでした。