すっかり冬本番といった感じの一日でした。
放課後あたりの北の空には、雪国から山越えをしてきたかのような
「雪雲」らしき鉛色した雲が低く垂れ込めていました。
手をのばせばすぐに届きそうなほどの高さまで降りてきて、今にも泣き出しそうな様子です。
ちょうど、通学路を下校する生徒らは、みな一様に首をすぼめて心なしか隣の友達とはいつも以上に寄り添っているように見えます。
また、早くから照明の点ったグラウンドで走り回る運動部の諸君の吐く息は白く、肩口からは湯気が立ち昇っています。
結局、チラチラと舞い散るまでには至りませんでしたが、いつその真っ白な舞姿を披露してもおかしくないほどの冷え込みでした。
ところで、今朝のニュースでも報じられていましたが、今年はインフルエンザが早くも流行しそうな気配なのだとか。しかも、今年は、昨年の「A香港型」ではなく「Aソ連型」。聞くところによれば、昨今の原油の高騰と無関係ではないようです。たしかにロシアは有数の産油国。ゆえに、その流通の玄関口にあたる空港や港あたりから、ありがたくはないインフルエンザウィルスまで上陸してきてしまうらしいのです。まさに油断大敵です。
いずれにしても、用心して予防に努めたいところです。
ということで、今日は授業のたびに、
「はい、教室の窓をいったん全開にして!ついでに廊下の窓も開けて空気を入れ替えましょう!」
どこのクラスでもきまって悲鳴が上がりましたが、締め切って澱んだ空気、乾燥して空調が吐き出す空気、そんな劣悪な環境の中で過ごす1時間よりは、ずっとましなはずです。
まもなく、第2学期納めの試験も始まろうとしています。
体調管理も実力のうち。
どうか、 「手洗い」・「うがい」の励行 もお忘れなく。