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基礎固め.

投稿日2007/11/28

本館校舎の北側に、かつて「S水商店」というパン屋さんがありました。
当時も、学外での買い物は原則禁止されていましたが、ここだけは「黙認」の領域(?)、生徒らにとって憩いの場でもありました。
 
通称「朝日屋」さんと呼ばれていたこのお店がその営業の幕を閉じてから相当の歳月が流れました。
このたび、その跡地にアパートが建てられることになり、馴れ親しんだ「S水商店」の看板も取り外され、店舗も解体され、一瞬にして更地となってしまいました。
 
それから、まもなく地鎮祭を経て今日、いよいよ基礎となるコンクリートが流し込まれました。その作業の寸分の狂いなく無駄のない進み具合に、しばし階上の窓から目を奪われてしまいました。
なかでも、ひときわ年配の職人さんの動きには目を見張るものがありました。
干潟の海辺をゆくように奥の方から手前に向かって一定のスピードによる手作業で平らにならしていきます。その箆を運ぶスピードも気泡の抜き方も、一連の動作が長い経験を積んだことを十二分に思わせる熟練工のそれでした。
 
ところで、本校内の《学習センター》の方も、おかげさまで順調に予定の4月竣工に向けて工事が進んでいるようです。
しかし、こちらも更地の状態から、いわゆる地下をふくめた「基礎」工事には相当の時間を要していました。それもあって、当時は「大丈夫なのか?来春までに間に合うのか?」といった外野の声をさかんに耳にするほどでした。
 
それでも、いったん「基礎」がなってしまうと、上物の工程はそれまでの周囲の心配を吹き飛ばすように加速して進んでいきました。
 
すべては、
「基礎固め」。

 
この真理を
一切波立つことなく
凪の状態にある
コンクリートの海を眺めながら
あらためて痛感することとなりました。
 
その横を中学生の運動部の諸君がランニングして通り過ぎていきました。

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