昨年までの〈ふじやま一万尺〉に代わって今年新たに実施された野外活動、〈富士山(二ツ塚)強歩(約30km)〉。
「高さ」から「距離」へとその求めるところは変わっても、自分自身への挑戦であることには違いありません。
予想通り、あいにくの雨模様の中での出発となりましたが…
これまでの研修の様子を見て、富士の山の神も微笑んでくれたものか、五合目からの山岳エリアに入る頃には、にわかに視界も開け、間近に富士本峰の山肌や宝永山のシルエットが聳え、遠く目を転ずれば、箱根連山から愛鷹山、さらに駿河湾に面した千本松原までもが望まれました。
また、森林限界から幕岩を経て原生林の樹林帯に入れば、ちょうど芽吹いたばかりの淡い新緑が目に優しく、野鳥のさえずりもあって、富士山のしっとりとした別の表情にも触れることもできました。
《富士山(二ツ塚)強歩(約30km)》
総歩程距離 27.7km
活動時間 9時間19分(6:00発-15:20着)
高低差 1229m (青少年交流の家…約700m〜二ツ塚(上の塚)…約2000m)
さて、明日の最終日は、この研修会の集大成として、どんな結束を見せてくれるのか大いに期待したいと思います。