真夏の太陽が降り注ぐ井の頭の池のほとり。
一羽のクロアゲハが鬼百合の間をヒラヒラと・・・。
奇しくも今日は、女子部の恒例行事である「オペラ鑑賞教室」の日。
今年の出し物は、プッチーニの作曲による和風オペラ『蝶々夫人』でした。
ナガサキを舞台とした悲恋の物語。
1904年の初演以来、日本人にもなじみ深い作品の一つです。
はたして、高校一年生の39名、同二年生の24名、計63名(希望者)の「大和撫子」たちは、こうした「愛の形」をどのように受けとめたのでしょうか。
悲運の主人公、「蝶々夫人」の姿と重なって見えたクロアゲハ。
日当たりを好む鬼百合とともにその頭上には、澄みきった青空が広がっていました。
アリア『ある晴れた日に』を歌うソプラノが聞こえてきそうな青天白日のもとで・・・。