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中学3年 特別授業 「違いを楽しむ 〜ブータンという国とその民たちから学んだこと〜」 Photographer 関 健作 氏.

投稿日2017/4/28


  
2007年、青年海外協力隊としてブータンへ。
それまで「体育」というものがなかった現地の小中学校にて一から体育の普及につとめた関健作さん。
 
その活動のかたわら、ブータンの自然や人々の生活ぶりを写真におさめる日々。そのうち、ブータン人の「笑顔」や「生き方」に魅了され、帰国後も写真家としてその魅力を広く伝えていらっしゃいます。
 
このたびは、民族衣装の「ゴ」を身に纏い、現地での様子をスライドで紹介しつつ、異文化を理解するために必要なことはなんなのかについてもお話くださいました。
 
 
      中学3年 特別授業
      JICA ブータンより
   講師     Photographer  関 健作

     http://kensakuseki.com/ 
 

   

 
□ 天国からどん底を味わって
…大学生になるまで、陸上一筋の日々。しかし、自分よりも実力のある者たちの出現に競技の舞台から次第に遠ざかることに。それとともに、自分という存在そのものの価値をも疑い否定し始めた頃、JICAの活動を知り当時その教科すらなかったブータンでの体育の教師として現地に渡りました。そこに至るまでの間、半年間で英検2級を取得するなど、ブータンに是非とも行きたいという強い望みと目的意識が当時の私を奮い立たせ夢の実現をもたらしたのです。、 

 
 
□ 「GNP」よりも「GNH」
…唐辛子を主食とし、二十もの言語が飛び交うブータンは、GNP(国民総生産量)よりもGNH(国民総幸福量)に重きを置く国です。日本人はとかく努力して成長していくことに価値を見出しますが、ブータン人は至極のんびり。万事「これでいいのだ」と時の流れに身を任せた生活を送っていました。
そうしたブータンでの生活を通じて、文化や価値観の違いを尊重し楽しむことがいかに大切なことかを知るに至りました。
 
こうして、3年間というわずかの期間ではありましたが、
国際協力の第一歩というものは、
まず相手の話を聞き、その生活のあり方に自らも浸り、
その上で相手のことを知ろうと努めることから
始めなければならないことを身をもって学んだのでした。
 
 
  ~ 講演後の質疑応答より ~
 
 Q:「違いを楽しむ」ためには具体的にどうしたらいいですか?
 
 A:たとえ、苦手と思える人であっても、
   積極的にコミュニケーションに努めるうちに
   自分との共通性などが自ずと見えてくるものですよ。

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