今年も、「高源院」の鴨池に蓮の花が目立ち始めるこのころをねらって、
中学一年生の《久我山周辺地域探訪》が始まりました。
まさに、「灯台もと暗し」。
学校周辺には、「関東大震災」のために移築された寺院が集まって形成された「寺町」や、武蔵野の面影を残す緑陰の小径がつづく「玉川上水」など、意外にも文化と歴史の散歩道が広がっています。
昨日は、その先陣を切って男女各1クラスが2・3時間目に出かけました。
まずは、「割れ鐘」や「宮澤賢治歌碑」のある「妙寿寺」へ。
つづいてすぐ向かいの「専光寺」では、浮世絵師「喜多川歌麿」のお墓に詣でます。
そして、「高源院」の苔むした境内の小径を抜けると蓮の花と亀たちが大歓迎。
いったん学校を通り越して、「玉川上水」に沿って進みます。
「兵庫橋」近くにひっそりと立つ、国語学者、金田一京助博士の手になる「水難慰霊碑」へ。
また、往時がしのばれる「江戸みち」の跡、ならびに旧「牟礼橋」(どんどんばし)にも立ち寄りました。
こうして「鴨池」の辺に立ち、「上水」の小径に遊ぶとき、わたくしたち人間の「生活」や「文化」に、「水」というものがいかに深く関わっているかをあらためて考えさせられました。
↓ スライドショー (約3分間)