4月30日(土)、校内にて行われた
中学1年生の〈写生会〉作品が、それぞれの教室の廊下に
展示されています。
今までの自然物に囲まれた井の頭公園の風景と比べて、
校舎やグランドといった人工物をどのように構図の中に生かしていくか、かえって例年以上に力の試される写生会であったように思われます。
そんな中でひときわ目に飛び込んできたのが・・・
こちらの作品でした。
正門横の時計台。
朝の光を受けてその右手にはしっかり陰影がのびています。
そして、寄り添うように若葉のケヤキが一本、さらに背景も人工芝グランドを隔てて幼稚園の園舎とその向こうの木立まできちんと再現されています。
この一枚を通じて、作者の誠実さにふれたような気がいたしました。
そのほか、そんな校内の風景から究極の抜き取りをしたこんな作品たちも・・・