今年も南庭にお目見えです。 通路から見上げると、初夏の「桜」そのもの。
とはいえ、春のそれのように ちやほやされることなく また自ら出しゃばることもなく・・・ うつむき加減に わずかなひとときしか姿を見せぬ 奥ゆかしく清楚な花。 今、女子部の校舎に面して鈴なりです。 知左の花咲ける盛りに愛しきよし その妻の子と朝夕に 笑みみ 笑まずも 『万葉集』 大伴家持 ※ 知左・・・「エゴノキ」の異名