今朝、本館校舎の5階から北東の方角を眺めてみました。
昨日今日と、とてもさわやかでおだやかな陽気が続いています。
しかも、朝も早いほど、見慣れた景色の中にも、
こんな思いがけない贈り物が・・・。
筑波山です。
はっきりと、その特徴あるどっしりとした山容が肉眼でもわかりました。
東側の新宿をはじめとする高層ビル群や、
西側の丹沢から奥多摩、そして秩父にかけての山並みは、
比較的容易に普段から目にすることができます。
しかし、筑波や日光の山ともなると、さすがにそうともいきません。
一年のうちでも空気の澄んだこの季節のこうして限られた時間帯にしかお目見えしない貴重な山姿といえましょう。
ところで、・・・
宮中歌会始でも名高い歌人の
岡野弘彦先生の作による
『久我山中学校の歌』 (作曲:いずみたく)
に、ちょうどこんな歌詞があります。
遥かにかすむ 富士筑波
こだまは遠く 人をよぶ
ああ 秋の星 空に澄み
思いはめぐる 今むかし
広い宇宙に あこがれて
清い 心を 深めよう
気がつけば、今宵も、
はや星の瞬くころあいとなったようです。
そろそろ家路を急ぐことといたしましょう。