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「目標」とは・・・ @高校入学予定者ガイダンス.

投稿日2011/3/5

今日は、高校入試を突破して4月から新たに「久我山」の仲間入りすることになった入学予定者のみなさんがガイダンスに参加しました。
午前に女子、午後に男子と分かれ、その前後には学用品の購入もすませました。
 
さて、その男子対象のガイダンスにてあいさつに立った男子部部長のS先生・・・
 
「長いようで実のところあっという間に過ぎてしまう貴重な高校3年間を充実したものにするために最も大切なことは・・・ただ一つ・・・」
 
「・・・目標をもつこと・・・です!」
 
 
スポーツ推薦の諸君にとってこの「目標」というものは現時点においてすでにはっきりとした輪郭をもっていることでしょう。
学業との両立を前提にした上での、それは「花園」であり、「甲子園」であり、「国立」であり・・・。
 
しかし、これからそれを見つけ出していこうと思っている大半の諸君にとっては、この「目標」とやらは、今ひとつ空をつかむような感じがしてリアリティに欠けるのではないでしょうか。
 
 
先週の日曜に行われた「東京マラソン」
日本人最高位に公務員の市民ランナーが入ったとのことで話題はもちきりでしたが、その陰で70歳を目前にした一人のランナーが着実な走りでゴールを目指していたことはあまり知られてはいません。
 
  君原 健二
 
昭和39年の東京五輪では、メダルを有望視されながら8位。
つづくメキシコでは、見事銀メダルを獲得。
そしてなんと3大会連続出場を果たしたミュンヘンでも5位入賞を成し遂げます。
 
少し首を傾げ、さながら「走る哲学者」といった風情の君原健二さん。
苦悩の表情をにじませながら黙々と前進するその独特なお姿は今なお健在でした。
 
そんな君原さんが当時、走り続けることが辛くてやめようと思ったときに常に自分に言い聞かせたということばがあります。
 
    「次の電信柱まで、走ろう」
 
すぐ、目の前にある「次の電信柱」。
手をのばせば簡単に届きそうな「次の電信柱」。
ふだんなら易々とやり過ごせる「次の電信柱」。
しかし、42.195kmの長丁場にあって、しかもギリギリまで自分を追い込んだ末の「次の電信柱」がどれだけ遠い存在であることか。
 
近くて遠い「次の電信柱」
これも、確かな「目標」なのだと「哲学者」は教えています。
 
ちなみに、君原さんは第一線を退いてからも今日まで、さまざまなマラソン大会に出場し、一度も途中でリタイヤすることなく「完走」を続けていらっしゃいます。
「次の電信柱」をつなぎ続けて・・・。
 
 
   東京マラソン2011  №60001 君原 健二 
     3時間42分34秒(ネットタイム) 完走
 
               〔大会公式HP参考タイムより〕

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