「都心でも積雪のおそれ有り」との予報に心配された《高校一般入試》でしたが、
日陰に若干斑残る程度で、予定通り実施することができました。
交通機関の乱れに備えてより早めに家を出た受験生たちが、
例年以上に開場前の正門にたくさん集まってきました。
今日が中高通じて「久我山へのラストチャンス」と思えば、
その心がけ、その意欲には頭が下がります。
さて、そのほとんどがネットを利用した「合格発表」となっていますが、
この「高校一般入試」だけは、昔ながらの「掲示発表」。
その場にきてはじめて自分の受験番号を発見できた喜びは
何にもかえがたいものがありましょう。
「あったぁ!!!」
「やったぁ!!!」
わたくしどもも、年に唯一となった
その感激のシーンに今宵同居させていただきました。
同時に、しばし掲示板を見つめては踵を返し、
それから二三歩進んでまた振り返り、ポケットから「受験票」を取り出しては
あらためて板に見入る受験生の姿にもまた胸打たれるものがありました。
さて、その朝、正門にて春の使者、メジロが「シダーローズ」の贈り物をして迎え入れてくれた1月の「帰国生入試」から、「高校推薦入試」や各種の「中学入試」を経て、本日の「氷雨」舞う「高校一般入試」に至るまで、約一ヶ月間にわたり本校をめざして多くの受験生が集い熱いたたかいを繰り広げました。
数ある学校の中から、この「久我山」に高い関心をお寄せくださいまして誠にありがとうございました。
その結果は悲喜交々なれど、それぞれ新たな舞台でのご健闘をこころよりお祈り申し上げます。
國學院大學久我山中学高等学校
教職員 一同