春の訪れを告げる「白木蓮」が学校の北側に面したお宅の庭先で次々に花開き始めました。
今年も、みな一様に揃って南にその膨らみを見せつつ、一方でその先端は磁石のように北を指差して、遠目からも一目でそれとわかる清楚な立ち姿を見せてくれています。
辛夷(こぶし)の花とよく混同されますが、この「白木蓮」は花弁が全て開ききらないことでも見分けがつきます。
その花言葉は、「気品」。
それだけにひときわ奥ゆかしい花ともいえそうです。
そういえば、このオフホワイトの色合いですが、どこぞの学校の制服に通じるものを感じます。
もちろん、制服のみならず、そうした「奥ゆかしさ」もまた似通っていることでしょうが…。(笑)
さて、学年末試験明けの今日、男子部より一足先に明日「修学旅行」に出かける女子部の高校2年生たちが、一堂に会して旅の安全を祈願いたしました。
今年は、久しぶりにコースも一新され、この国の「心のふるさと」ともいうべき伊勢・奈良・京都をたどる四泊五日。
その名に違わぬよう「気品」あふれる振る舞いにて、最後の宿泊行事であるこの「修学旅行」が、高校時代の忘れ得ぬ大切な思い出となりますように…。