現在、そのクラスが設置されて3年目。
ちょうど、中学の3学年すべてにわたり
「STクラス」が揃った形になります。
いわゆる久我山の特進クラスである「STクラス」のねらいと現状について
主に来春の中学入試をお考えの受験生の保護者を対象とした説明会が
本日第一体育館にて行われました。(14:00~15:00)
見込んでいた予定数をオーバーし、急遽座席を増設することに。
これほどまでに、高い関心をお寄せいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、あらためて「ST」とは・・・
Summit(サミット)
Straight(ストレート)
Spirit(スピリット)
最高峰(サミット)を目指して、
迷いなくその目標実現に向け一直線に(ストレート)、
たとえ、くじけそうになっても強い意志と気概(スピリット)をもって進もう!
文字通り、世界の屋根ヒマラヤの最高峰、エベレスト(チョモランマ・サガルマータ)の頂をはじめ
8000m峰にいくつも立った経験をもつ登山家の本校卒業生が
かつて母校の後輩諸君に語った次のような印象深い言葉があります。
「・・・ピークに立つために、そしてリーダーとして最も大切なことは、
途中でどんなことがあっても決してあきらめない強い「意志」を保ち続けることです。
そして、あえてもうひとつ加えるなら、自らに課す「規律」でしょう。
どんなにつらい決断もきびしい決定も、すべて自律的に判断しその結果には責任を負わねばなりません。」
「最高峰」のピークは、決して登らされて踏めるような代物ではありません。
あくまで、自らの意志で登るものでなければ到達はおろか前進キャンプにすら至れないでしょう。
よく「『STクラス』についていけるか心配なのですが・・・」といった不安の声を聞くことがあります。
また、われわれ教員サイドからも「そんなことでは『STクラス』についていけなくなってしまうぞ」といった叱咤激励の声が聞かれたりもします。
厳しい言い方になりますが、そうしたセリフを口にした時点で、ピークははるかかなたに遠ざかってしまうのではないでしょうか。
ここにいうような「ついていく」べき『STクラス』の存在など、単なる幻想、幻影に過ぎません。
あるのは、「クラス」ではなく、自律的に強い意志と意欲をもって学ぼうとする個性集団でなければなりません。
とまあ、説明会中、あらためて考えてもみましたが、現役の在校生の諸君、いかがかな?(笑)