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11/1 高1女子対象 「続・働くということ~進路を考える」.

投稿日2010/11/2

2年前の中学2年時、「人はなぜ働くの?」「世の中のしくみを知ろう!」といったテーマの特別講義を経て、実際に職業調査や職場訪問などを通じて「働くということ」の考えを深めてきた高校1年生。
 
このたびは、その「続編」として、さらに深化させ「自分の将来を考えるにあたって何が重要か、今やるべきことは何かなど、目標とする進路実現に向けてのアドバイス、進むべき道や人生訓など」、人生の大先輩から直接お話をうかがう貴重な機会をもちました。
 
 
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    「続・働くということ ~ 進路を考える」
       -“社会の役に立とう”-
 
      講師 : 井上 健 (いのうえ たけし)先生
            
日本電設工業株式会社 取締役社長
 
      11月1日(月) 14:20 ~ 15:30  小講堂
 
 
◆ 仕事ってどんなものがあるの?
・・・世の中には、実にたくさんの仕事があります。その中で、私の仕事の「業種」は建設業、運輸業にあたります。また、「職種」によっては「資格」が不可欠なものもありますが、その取得に向けてのがんばりが励みとなります。
 
◆ 私の取り組んできた仕事
・・・22歳から33年間、運輸業の鉄道事業に従事してきました。当初はSE(システムエンジニア)やプログラマーとして創造的な仕事をしていたこともあってたいへんおもしろかったです。その後、55歳から設備工事業に携わるようになり現在に至っています。
もっとも、1980年代の「国鉄」崩壊のころは、帰宅することもままならず、体力的にも精神的にも辛い時代でした。
それからは、JR東日本にて山形新幹線(つばさ号)の開業や、IT(情報通信技術)ビジネスを担当するに至っては、Suicaの実用化に向けて力を注ぎました。
また、JR東日本系列のホテルチェーンの開発やオフィスの運営などにも携わりました。
そして、現在は「代表取締役社長」の職にあるわけですが、組織のトップとは「最高責任者」というより「最終責任者」であることを痛感しています。
 
◆ 日本電設工業の女性社員3名からのビデオレター

H221101 ビデオレター

(ビデオを見終えた後で)
 井上先生 「どうも、仕事をしている人って、早口だなあ」 (笑)
         「ところで、将来自分のやりたい仕事を見つけている人は
        どのくらいいますか?」
        ・・・・・・約3分の1の者が手を挙げました・・・・・・
 
 
※ このお三方以外に、運輸業(鉄道)で働く女性たちとして
 * 富山地方鉄道 路面電車運転士
 * 函館市交通局 路面電車運転士
 * JR東日本 四谷駅長
 * JR東日本 目白駅長
                        が紹介されました。
 
◆ 仕事って、なんのためにするの?
・・・まずは、「自分」自身のためでしょう。自分が面白いと感じていること、好きなことの延長線上に「仕事」があったらHAPPYですよね。
「余暇」や「休息」も、「仕事」があるからこそ楽しめるのであって、「毎日が日曜日」ではかえってつまらないものとなってしまうでしょう。
また、「仕事」は「自分」以外の家族といった「他者」のためのものでもあるんですね。
その意味からも、「働くということ」は案外特別なことではなく、当たり前なことであって、いわば「人生そのもの」ともいえるでしょう。
 
◆ 日本のこれからの課題は?
・・・私たちが生まれた時代には250万人だった出生数が、みなさんの頃には半分以下のわずか110万人ほどなんです。ということは、みなさんは私たちの倍以上働かなければならないという勘定になります。(笑)
いずれにしても、この少子化の中で、職業をもった女性の存在無くしてこれからの日本社会は成り立ちません。また、従前に男性しか出来ないとされた職種も環境が整いさえすれば女性も進出できるようになってきました。
みなさんに期待するところ大なのです。
 
◆ 「仕事」を選択するには
・・・なにより、「自分で考える」ことを最優先してください。「学校」は、考える「場」と相談してくれる「人」を提供してくれる存在に過ぎません。自分のやりたいことを見つけることがなにより大切です。
また、今この時にしかできないことを優先すべきです。一見無駄に見えることもその後に役立つことが沢山あるのですから。
 
◆ ふたたび、「働くということ」とは・・・
・・・自分の労働に価値があるからこそ収入を得られるのです。その価値とは、他者が願うものを提供することにほかなりません。もちろんその「もの」には、無形なものも含まれます。
その実現のためには、まず「わたくし」という個人の能力を高める努力を重ねなければなりません。そうすることで、まずは家族という小社会に役立つ存在となり、ひいては大きな実社会に有用な存在となり得るのだと思います。
 
           有意義で、楽しい
            高校生活を!

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