2時間目、女子錬成館にて行われた
中学3年女子特別講座。
計3回にわたる連続講座のテーマは
古典芸能の「能」。
その第一回目の今日は、
「能」の歴史をひも解きながら、
そもそも「能」とは何なのかを学びました。
講師は、金春流能楽師の
高橋 忍 氏。
本校の卒業生です。
みるからに温厚な顔立ちとやさしい語り口で
わかりやすくその世界を紹介してくださいました。
また、時にはユーモアを交えながら、親しみやすく軽妙に・・・。
「いわば、能の原型は今で言う『エンタの神様』のようなものだったんですよ。」
「世阿弥はね、実はジャニーズ系のイケメンアイドルだったんですよ。」
「世阿弥は、なんと12歳ですでにトップスターの座にのぼりつめていたんですよ。ちなみにその時、彼を庇護したあの金閣寺で名高い足利義満もわずか17歳の青年だったんですけれど・・・」
生徒たちも、遠くにイメージしていた「能」の世界が、一気に身近なところに下りてきたように感じられたことでしょう。
つづく、シリーズ第二弾は11月の初めに、能面や装束などの実演を交えた紹介にうつるようです。今から楽しみで待ち遠しいですね。
それでは、最後に本日配布された教材プリントの中からの出題です!
問 : 世阿弥が遺した次の言葉の【 】に適語を入れて完成させなさい。
高橋忍氏曰く
「これらの言葉は、みなすべて《日本人の本質》をあらわすものであり、
まさに《和のこころ》そのものですぞ!」
① 【 】忘るべからず
② 秘すれば【 】
③ 【 】の見
どうですか? 全部わかりましたか?