前日までのぐずついた天気が嘘のように晴れ渡った週末の朝。
次第に高くなりゆく秋の空が、
登校してくる生徒たちにさりげなく贈り物を届けていました。

正門横のまっすぐに天高く伸びたヒマラヤ杉のそのまたはるか上で
静かにさざ波が立つように秋天の海原が一面に広がっていました。

そして、「おはようございます」と毎朝挨拶に立つ校長先生の
その先には、長く校史を見つめてきたケヤキ並木たちが
新参者の〈学びの道〉をいたわるように
やさしく緑の陰を落としていました。
みなさま、それぞれに充実した秋の週末をお過ごしください。