本日をもって「期末試験」も無事終了。
部活動も再開しにわかにキャンパスもにぎやかさを取り戻しました。
なかでも、さっそく女子部では特別講座をはじめとする独特な取り組みへの始動がみられました。
その一つが、今年から中学2・3年生の希望者を対象に実施される
《イングリッシュ サマーキャンプ》 。
今日はその打ち合わせ会が小講堂にて行われました。
記念すべき第1回目となる今年の参加者は、2年生32名・3年生39名の合計71名。
このキャンプの目的は、ひとえに「英語を利用しての異文化交流」にあります。
したがって、期間中はすべて英語でコミュニケーションをとりながら生活することに。
2・3年生混合の5・6名でグループをつくり、その各グループにAC(アメリカンカウンセラー:留学生)が加わって各種のプログラムに挑戦します。
たとえば・・・
◆ 1st DAY Aug 8
◇ Tongue Twisters 英語の早口ことばを使って、発音・正確さ・流暢さを向上させるゲーム。
◇ Word Building Drill 与えられた単語を使って文章を作成していくゲーム。
◇ Dance Party
◆ 2nd DAY Aug 9
◇ Group Presentations 自分たちの興味ある事柄について意見をまとめプレゼンテーションを行う。
◇ Group Discussions さまざまなトピックについて話し合いをもつ。
ACのアメリカでの経験談を身近に聞くチャンス。
◇ American Carnival アメリカのカーニバルを再現しさまざまなゲームを楽しむ。
◇ My Story 自己紹介、家族のこと、日本の昔話、世界の童話などに基づいて
オリジナルな話を考え発表する。
◇ Campfire
◆ 3st DAY Aug 10
◇ My Story (昨日にひきつづき、Practice & Present)
◇ (BBQ)
◇ Graduation 表彰式
ところで、肝腎なその会場となる「キャンプ地」ですが・・・
なんと、上越国境にほど近い「奥利根温泉郷」。
実に純和風な情緒に満ちあふれています。
これはまさに、「異文化交流」の演出としては文句なしといえましょうか。(笑)
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一方、高校では、1・2年生の希望者対象に女子特別講座の一環として
《オペラ鑑賞教室》へ出かけました。
これは、例年「新国立劇場」が主催する
「高校生のためのオペラ鑑賞教室」に参加しているもので
今年の出し物はあの、『カルメン』(ジョルジュ・ビゼー 全3幕)。
※ リーフレット(pdf)はこちらをクリック
折しもサッカーW杯ではスペインが初優勝を決めました。
その余勢をかってのステージは、ひときわ情熱的であったことでしょう。
このたび参加した「久我山のカルメンたち」は、
なんと1年生が54名、2年生が38名の計92名にも及びます。
対する「久我山のドン・ホセ」ならぬ男子生徒諸君、
そんな彼女たちの激情とその魅力に翻弄されぬよう
くれぐれもご用心・・・。(笑)
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また、午後(13:00~15:00)には男女の垣根なく進路指導の一環として
《國學院大學ガイダンス》が生徒と保護者対象に小講堂にて行われました。
毎年、夏のオープンキャンパスが目白押しとなる直前に、
大学の先生が直に「國學院の今」を語る貴重な機会となっています。
「・・・史学科のある先生によれば、どうやら最近になってあの『島原の乱』というのは歴史上稀に見る宗教テロであったんじゃないかってことが『古地図』の研究からわかってきたらしいんですよ。」
「・・・たとえば、ハンバーガーショップでいちばんいいお客さんってどんな人かわかりますか?・・・じつは『ドリンク』だけをたのむ人なんです。・・・なぜかって、飲み物ってハンバーガーなどと比べても実は原価がほとんどかかっていませんから最も利益が出るんですよ。経済学部ではそんな身近な仕組みについても学びの対象になります。」
「・・・あたらしい人間開発学部では、大学では珍しい少人数のルーム制をとっていたり、『未来塾』とよばれる先生方のボランティアによる課外補習があったり、地域との結びつきも殊の外大切にしています。」
各学部学科の特徴をより具体的にお話くださいました。
また、最後に昨今の就職難にあって、就職と大学生活との兼ね合いについてアドバイスがなされました。
「今や企業は、どんな業種にあっても文学部だからとか法学部だからとか、そんな見方はしていません。
要は人。その学生が『どれだけ充実したキャンパスライフを送ってきたのか』に注目しているのです。
その判断のものさしは、たとえば『協調性』があるか、『独創性』に富んでいるか、
そして困難にもひるまず立ち向かう『突破力』が備わっているか・・・など。
ゆえに、大学では自分自身が学びたいと思うことをしっかりと存分に学ぶことが
なにより重要だということに行き着くでしょう。」