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《働く》って? 女子部中学2年特別授業より.

投稿日2007/10/12

奇しくも、昨日にひきつづき『働く』ということについての話題です。
 
本日午後、女子部中学2年生を対象に
シリーズ『働くということ』の特別授業が行なわれるということでしたので、少しお邪魔することにいたしました。
 
というのも、今回の特別授業の魅力は、なんといってもそれぞれの分野の第一線にて活躍されている、いわば今を時めく5名の方々から、貴重なお話を直接聴くことができるというもの。
3クラス計130名ほどの生徒が5つのグループに分かれてそれぞれの講師の方々から「働く」ことの意味を探る90分。
どこの会場も、はじまったばかりのころは、照れも手伝って、質問されても尻込みしていた生徒たちも、さすが各界の「必殺仕事人」の話術の前にしだいに手を挙げて発言するようになっていきました。
 
失礼をかえりみず、それぞれの会場をめぐりながら、そのお人柄に触れつつ、わずかではありますが、ほんの一つ、二つ、言の葉を拾い集めてみました。
 
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 茂木 賢三郎 氏
  キッコーマン取締役副会長

 
茂木さんは、5人の講師を代表するように総論として「仕事の領域」について確認されていました。
すなわち、それは、「創」(クリエイション)・「工」(テクノロジー)・「商」(ビジネス)の3つの要素からなるとのこと。
あわせて、冒頭では話の聴き方として、心と体の姿勢を正すことの大切さを強調され、まちがっても人の話を100%信じ込むような受身の聞き方をしないようにとのありがたい忠告もありました。
 
 
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 志村 康昌 氏
  ユーシーシーフーヅ取締役兼執行役員副社長
 
志村さんは、もともと保険会社勤めからスタートしたとの自らのキャリアを紹介しつつ、その中でも、ロンドン駐在員として客観的に日本の国を見つめなおすことができた貴重な経験をお話になられていました。
しかも、そのころの日本はちょうどバブルの時期にあたり、国そのものが浮かれた状態にある中で、伝統を重んじつつ、合理化・効率化を促進していた当時のイギリスから大いに学ぶところがあったとのことでした。
 
 
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 島田 俊夫 氏
  シーエーシー取締役社長
 
島田さんは、同じ仕事の中でも、「テクノロジー」の分野で「働く」ということの価値をお話になっていらっしゃいました。
一つのものがつくられていくには、ハード面での「技術」と、ソフト面での「コンテンツ(内容)」が統合されてはじめてそれがなされるとの基本構造を確認。そしてその「技術」は、あくまでわれわれ人間の「知恵」なくして「進化」はないとも・・・。
 
 
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 永田 順子 氏
  日本航空インターナショナル執行役員
 
永田さんにとって、「働く」とはずばり「自分自身の成長」であるとのこと。
そのために、もっとも大切なことは、自分の「感性を磨く」ことであると力説されていました。
さらに、責任感を忘れず、目の前の仕事に全力で立ち向かえば、結果的に「仕事を楽しむ」ことに通じるとのことでした。
 
 
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 小林 いずみ 氏
  メリルリンチ日本証券取締役社長
  経済同友会副代表幹事
 
小林さんは、私たちがわかっているようでいて意外に見過ごしている世間の常識というものをやさしくかみ砕いて説明してくださっていました。
たとえば、それは「お金とはなんなのか?なんのためにあるのか?」
さらに、「金融機関はどんな役割をになっているのか?そこではどんな仕事がなされているのか?」
あたかも、ソクラテスの「ドクサの吟味」のようなやり取りが生徒らとの間で交わされていました。
 
 
ひととおり、会場をまわったのち、廊下の掲示板にふと目をやると・・・
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かつて、「校外学習」などの機会に職場訪問をしたりした際に頂戴したこれまた各界の「働く」人々からのメッセージが額に入れられて張り出されていました。
 
十人の働き手がいれば、十通りの仕事があります。
そして、十の仕事があれば、十通りの「働く」ということがあるのです。
つまりは、「働く」ということは、一様ではないということのようです。
ただ、少なくともこの色紙につづられた言葉からも、
また、今日の講演者の方々の言葉からも共通してあるのは、
 
「生きる」ことに対してあくまで「主体的」であろうとしているか
 

そこがキーポイントであるように感じられました。
 
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 人生です
  (青山花茂本店社長 北野晃司氏)
 
 夢・理想を持ち続けること
  (グランドプリンスホテル高輪 小林喜太郎氏)
 
 今日もまた新しいことを知る喜
  (國學院大學図書館担当課長 林利久氏)
 
 人の役に立つこと
  (NHKアナウンサー「おはよう日本」 松尾剛氏)
 
 充実
  (NHKアナウンサー「おはよう日本」 首藤奈知子氏)
 
 
 
・・・さあて、わたくしも、これからしっかり「働く」ことにいたしましょうかねえ。(笑)

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