今日は、来年度の『学校案内』を製作するために終日取材が入りました。
カメラマンやデザイナーの方と一緒に、いくつかの授業にお邪魔しました。
こちらは、第二体育館5階の「剣道場」。
ちょうど高校1年生の稽古が粛々と進められていました。
響いているのはH先生の気合の入った指導の声のみ。
あわせて、つーんと鼻を衝いて香ってきたのは・・・・・・
武道場特有の、あの ア・セ・ク・サ・サ!
まさに「スポーツの秋」の香りですね。
次にお邪魔したのが、中学3年生の数学の授業。
「はい、この問題できた人!」
ハイ!ハーイ!ハイハイハイ!
と、先生にではなく、カメラに向かってみな必死に手を挙げています。
その教室の後方からぷーんと香ってきたのは、分別されたゴミ箱のその中身でした。
見れば、育ち盛りの彼らを証明するように、あふれんばかりのパン袋の山。
まさに「食欲の秋」の香りでした。
この後、移動のために外へでてみると、
もっとも、強烈な芳香が全身を一瞬にして包みこみました。
その香りのもとは、理科会館前に植えられた「金木犀」でした。
花言葉は、
「謙遜・真実・陶酔」、そして「初恋」・・・。
そういえば、その昔、中学生のころのこと。
クラスメートの女の子が、この花を拾い集めては、手のひらに隠れてしまうほどの小さな布袋にしたためながら特製の「匂い袋」を作っていたっけ。
まさに「初恋」の香り・・・かな。
ところで、本日1時間目、中学1年生の女子を対象とした
特別講座『はなしことば教室』のシリーズ第2回目が開かれました。
外部講師として元NHKアナウンサーの
松田輝雄氏をお招きして『ことばのTPO』と題した講演に聞き入りました。
時と場の状況に応じて正しい「言葉遣い」を心がけることがなにより大切です。
なぜなら、そうした「言葉遣い」そのものからそれを語るその人の「人となり」が香ってくるからです。
まさに「品性」の香りとでもいえましょう。
春や初夏のそれに劣らず、秋の香りも、実にいろいろです。