大きく南に開かれた縦長の窓に広がる《ステンドグラス》。
校内広しといえどもこんなにしゃれた空間はそうそう見あたりませんが・・・。
それは、西2号館1階(半地下)奥の中学美術室へ抜ける南の角にひかえめにありました。
はたして、誰のデザインなのでしょうか?
その疑問に、次のような原画を小脇に抱えて芸術科のM先生が応えてくださいました。
「二人の女子生徒が色鉛筆で仕上げた力作なんですよ」
額にしっかり入って大切にそれらは保管されていました。
裏のプレートを確認すると・・・
なんと、20年も昔に制作された貴重な記念品だったことがわかりました。
また、かつて〈中学校舎〉として使用されていた「西2号館」の「玄関」右手には、ちょうど正門付近に広がる風景を切り取ったものであろう竹林・ヒマラヤ杉・ケヤキなどの緑なす構図の作品が広がっています。
〈ステンドグラス〉の魅力は、
ひとえにそこに差し込む「光」との調和にあります。
その光加減によって、「絵」は常に変化するのです。
「光」に充ち満ちた
風薫る五月が
すぐそこまでやってきています。