恒例となった「日舞」の時間。
※ 昨年の高校2年対象の講座は、こちら
高校3年対象の講座は、こちら
今日、高校3年生が挑戦した演目は、
仇討ちをテーマとした「曽我物」として名高い『雨の五郎』。
その動きは紛れもなく男の勇猛さを表現した「荒事」。
両足を力士のように勇ましく開く「はこ割り」や
締めの段階で大きく首を回し「見栄を切る」動きに対して
かつての女性の所作のとき以上に
辰巳先生からしきりにお褒めのことばが飛んでいたような・・・。(笑)
実際の踊りの前には、あらためて「座礼」の正しい形や、
着物を着ての手の上げ方や裾の持ち方など、
その品のある作法について教えていただきもしました。
また、先生の娘様が大学にて海外に『歌舞伎』を発信するために
提出なさったという貴重なレポート、
『Kumadori』(PDFファイル)についても紹介されました。
なにごとも、見て聞いて実践してみないとわからないものです。
折しも、あの『歌舞伎座』がリニューアルされるために、ちょうど今その「御名残」公演が開かれているとのこと。
機会が見つけて、ぜひとも真っ赤な『Kumadori』から、みなぎる「力」と「若さ」、さらに「勇気」を頂戴しに足を運んでみてはいかがでしょうか。