今朝は目覚めとともに窓外の景色に驚きを隠せませんでした。
この時季の雪としては実に41年ぶりなんだとか。追い打ちをかけるように、ちょうど登校してくる頃には冷たい霙が容赦なく手足を濡らしていました。
さて、こんな天気のときは、昔から「晴耕雨読」とあるように、静かに書物に親しむがよろしいかと。
そんな折、ちょうど図書館では中学一年生のあるクラスがその利用について司書のT先生からオリエンテーションを受けているところでした。
6万冊を優に超える蔵書数を誇る本校の図書館。
全学上げて取り組んでいる「朝の10分間読書」や行事等における事前事後の調べ学習など、図書館と関係の深い取り組みは少なくありません。
そうしたことからも、図書館を積極的に活用し、かつ読書の習慣化のために中学一年の国語の授業では週に1時間「図書館の日」を設けています。
「毎月、新刊本が約100冊ほど仲間入りしていますよ」
「一見こうした子ども向けに見える絵本も少し違った見方や読み方をすると、新たな発見があるかもしれませんね」
好奇心をくすぐるようなT先生のこんなひと言ひと言に、生徒達からはしきりに感嘆の声があがっていました。
入口付近やフロア中央に設けられた特別陳列コーナーには、タイムリーな本も・・・。
先日亡くなられた井上ひさしの『吉里吉里人』をはじめとする著作紹介や、この週末封切りの『アリス・イン・ワンダーランド』に関する本や紹介記事など、興味をそそる内容が並んでいます。
気づけば、父母ガイダンスが行われるころの昼過ぎには一気に天候も回復し、明け方のうっすらとした雪景色にかわり、グランド脇の「ドウダンツツジ」の真っ白な花の房が鈴なりに日の光を浴びて気持ちよさそうでした。