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女子部中学1・2年 「今、私の思うこと」 全体発表会.

投稿日2010/3/5

「ーーー『・・・考えるとは合理的に考えることだ。どうしてそんな馬鹿げた事が言いたいかというと、現代の合理主義的風潮に乗じてものを考える人々の考え方を観察していると、どうやら能率的に考える事が合理的に考える事だと思い違いしているように思われるからだ。当人は考えている積もりだが、実は考える手間を省いている。そんな光景が至る処に見える。物を考えるとは、物を掴んだら離さぬというのと同じ事だ。(中略)だから考えれば考えるほどわからなくなるというのも、物を合理的に究めようとする人には極めて正常な事である。・・・』 (小林秀雄『考えるヒント』(「良心」より)ーーー現実の慌ただしい生活の中で、時にじっくりと立ち止まってみることはとても大切なことです。その立ち止まってみることこそ「物を考える」ことにほかなりません。ーーー」
 
クラス代表6名の発表をうけて、最後に「講評」に立ったO先生の言葉です。
そこに引用された小林秀雄のエッセイ「良心」からの一節は、いつ読み返してみても背筋がしゃんと伸びる思いがいたします。
その中の「現代」とは、今から40年以上も前の時代をさしているにもかかわらず・・・。
 
 
 
さて、肝心の発表の様子は、次ページをご覧ください。
 
  ↓   3月5日(金) 6時限 小講堂にて
 

 ※ 発表順に掲載
 
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① 1-1 C.M 命について思ったこと
父の知り合いの方が2名も山で遭難して亡くなった。好きなことのために死ねるのなら、とも思えてくるが…。小学6年のとき、みんなで「命」について話し合ったことがある。その際、先生からは「生ある者がこうありたいという意志」とあった。しかし、その時のわたしにはピンとこなかった。おそらく自分がまだやりたいことを見つけられていなかったからだろう。これからの生活のなかで、かなえたい夢をぜひとも見つけていきたいと思う。
  
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② 1-3 H.K 両親へ。ありがとう。
いままで成長してこれたのもいつも私のことを第一に考えてくれる両親のおかげにちがいない。感謝することしきりだが、そもそも「子」にとって「親」とはどんな存在なのだろうか。「切っても切れない縁」でつながっている親子。その「親」にとって「子」はおそらく自分にとっての「夢」そのものであるのだろう。そんな親に対して今はせめて「笑顔でいる」ことしか返せないが…。「ありがとう」と「笑顔」、この2つをなにより大切にしている。
 
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③ 1-2 C.T 法律について
街でよく見かける「ポイ捨て」。どうしたらこうした心無い行為がなくなるだろうか。外国には罰金制をとっているところもある。がしかし、「マナー」まで「法制化」することには抵抗を覚える。本来、相手の立場を慮ってこそのマナーにもかかわらず、罰金を回避したいがためのものとなってしまっては意味がない。人には誰しも「心」がある。法律がなくてもその心の手がそれをさせないといった世の中を実現することは理想が過ぎるだろうか。
 
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④ 2-2 K.T 地球のむこう側の人たちへ
現在、この地球上で約9億人もの人が飢餓に苦しんでいるという。昨年の夏、国連を訪問してその実態をより詳しく知ることができた。WHOやPKOなど、直接こうした問題に取り組む機関の存在も…。同情だけではダメなのだ。先進国といわれる国ならば、そうであるからこそできることがあるはず。わずかな募金であってもそれが結集されれば大きな効果が生まれる。なによりまずは地球の向こう側へも思いを向けることが大切だ。
 
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⑤ 2-1 A.T 世界の子ども達と私達
「明日から学校へ通わなくていいよ」と突然いわれたらあなたはどうするだろうか。わたしたちが「あたりまえ」と感じていることを自由にできないでいる者が世界にはたくさんいる。それは、国や大人の都合で、本来「同じ人間である」という権利まで奪われてしまった結果である。まずは、身近で小さなことからでも行動を起こすことが必要だ。「学びたい」という意欲がきちんと吸い上げられる世の中の実現を望みたい。
 
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⑥ 2-3 K.K 人との関わり
それは小学3年のときのこと。内気な私が心からあこがれを抱いていた活発な友達がいた。その1年後、私を悲しませまいとして、何も告げずに彼女は引っ越してしまった。悲しくて泣いた。しかし、その後、不思議なことに自分の主張をきちんとできるようになった私がいた。まるであのころの彼女のように。どうやら人は、誰かとの出会いや別れによって成長していくものらしい。相手にとって成長を促すような私という存在でありたい。

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